大きくする 標準 小さくする

自給自足農園「ゆめぞの」から(池田孝蔵)

ナガミヒナゲシってご存知?

投稿日時:2017/04/28(金) 12:15

ナガミヒナゲシ ナガミヒナゲシという花をご存知だろうか。 じつは、最近道路端で、オレンジ色のポピーに似た可憐な花をよく見かける。誰かが意識的に植えたものにしては、あまりに量が多い。セイヨウタンポポも日本タンポポを駆逐して、至る所に蔓延しているが、この花は、道路沿いに多いのが特長のようである。 最近私は、身近な草花の名前をあまりに知らなすぎるのに気がついて、なんとか、名前を覚えようと、牧野富太郎氏の「牧野植物大図鑑」で調べて見ても、どうしてもみつからない。ヒナゲシと似ているのだけれど、どこかちがう。 そこで、インターネットで、春の花画像を検索して、似た花をさがしたところ、それは、ナガミヒナゲシといって、最近、日本中の道路沿いに蔓延して、問題になっているとのことであった。 なぜ問題かというと、その繁殖力で、一株で15万粒もの文字通りケシ粒ほどの種を結び、それが自動車のタイヤについて、日本中に拡散したという。さらに、わるいことには、他の植物の生育を阻害する物質を生み出すという。(アレロパシー) 1961年に初めて世田谷区で発見され、今年は日本全国に広がっており、それは、昨年を大幅に上回っており、放置すると、数年で深刻な事態になるということで、すでに飯能市と新座市で、注意を呼びかかけている。

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

トラックバック一覧