2012年6月30日（土）けやき会館･レストランコルザで催された。われら同級会はこの3年この季節に大学構内のコルザでの開催が定番になっている。

　卒業当時の砂漠キャンパスが緑豊かな森に囲まれた学府に変貌した嬉しさと半世紀前にこの地で学べた感謝の念をこめて毎年訪れている。

　留学生3名を含め62名の卒業生で大多数が69歳を超え、4名が既に召され、5名が住所不明である。会には30名前後が毎年集う。この絆をより固くする事業が昨年の会で提議された。以降、1年を架けて行なわれ、その成果を全員でかみ締め合い、喜びを感じることが当日出来ました。
 

事業とは記念樹林植栽です。昨年の会にて紅一点で名コーディネーター役の齋藤さんを記念樹担当委員長に選任しました。会員より記念樹植栽について多数の意見が寄せられ、20年後を見つめた樹種の選定や植栽後の維持管理を含めたわれらの思いを、造園設計事務所に依頼し、2月初めに大学本部へ「１２種類２５本の樹林」として具現化したプレゼンテーションを行い、植栽の了解を頂きました。１ヵ月後の３月１６日に本部前の駐車場の一角に植栽に至りました。
 

会開催当日は梅雨の合間の見事に晴れた空の下、３４名が新緑の記念樹林の前で、全員、満面の笑みの写真撮影。木守役に稲毛在住の賀陽さんを選任して、季節単位で会員へ記念樹便りの配信を願う事になる。毎年、成長した樹林の姿を確認する楽しみが加わり、この西千葉の学府で再会を誓うことになろう。
（千葉大学工学同窓会会誌への寄稿文より）